質問回答

高野の鍼灸Q&A  


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Q



 
鍼灸師によって腕の差は大きく違ってくるものなのでしょうか?




A

 腕の差はかなりあると思います。

この世界は完全に職人の世界です。

日本の鍼灸は軽微な刺激で体を治すことに非常に優れています。

軽微な治療で体が治る場合は問題ないのですが、
それでどうしても治らない場合はどうしても深く刺入しなければならないことだってあるわけです。

困ったことにそれができない鍼灸師が多いのです・・・・。

怖くて・・・。

鍼灸の免許を持った鍼灸師はものすごく多いのですが、
鍼灸専門の鍼灸師は、
実はレアなのです。

そういうわけでして刺入の恐怖を克服しようにも教えを乞う場がとても少ないのが現状なのです。

これが増えすぎた最近の鍼灸師のレベル低下の一因にもなっています。

鍼灸師自身が針を深く刺すことに自信がなく、
必要な治療ができない訳です。

これは浅い鍼治療ばかりで成果を上げている名人レベルの鍼灸師にもいえます。

やはり深く刺せない方もおられるようです。

そうなれば弟子も深くさせない鍼灸師かもしれません。

針を必要な場所に必要な深さに的確に刺入することは相当のトレーニングと集中力が必要なのです。

腕の差は本当に相当にあります。

浅く刺す鍼治療も、
深く打ち込む鍼治療も自由自在に操ることが出来なければだめなのです。

深く刺すことが出来ない鍼灸師は、
それに代わる方法を模索しテーピングや運動指導、
マッサージ、
カイロ、
おしゃべり、
笑い。

などに走りますが、
これは浅く刺す針よりも効かなかったりして本末転倒なのです。

もっとも笑いはどんな場合にでもあった方が良いのは確かですが・・・。

これが侵襲刺激(人体に刺入する刺激)と非侵襲刺激の差なのです・・・。

如何せん自信のない鍼灸師は鍼灸師にあるまじき非侵襲刺激に走るのです。

これがすべて悪いとは言いません。

テーピングや運動指導は時と場合により必要となりますが、
少なくとも鍼灸師としての技術が完成した後に補助的に使うべきであると私は思います。

レベル低下といえば、
国の規制緩和により平成10年以降から鍼灸師養成校が雨後の竹の子のようにできて誰でも鍼灸学校に入れるような環境にあるのも一因です。

そのため、
全員とは言いませんが修行をしていない鍼灸師がかなり多く巷にあふれかえるようになってきました。

私は平成2年に京都の明治鍼灸大学という4年制の鍼灸専門の学部で学びましたが、
このころは規制が厳しく鍼灸の大学は日本に1校しかなく、
当時の入学の競争倍率は8倍ほどであったと卒業後に研修指導のため来宮された母校の教授から聞かされました。

それが今は・・・・。

嘆いておられました。

国家免許を取得して世の中に出て来た新人鍼灸師を指導できるだけの余裕のある職人鍼灸師が極めて少なく、
また、
鍼灸を専門としている鍼灸院がさらに輪をかけて少ないのです。

どこもマッサージなどを取り入れたりしており、
鍼灸を謳っていてもマッサージ中心の施術所だったりするわけです。

鍼灸師は「はり師国家免許」「きゅう師国家免許」を有するのみですので、
あんまマッサージ指圧はできないのです。

ですから鍼灸専門以外の職場に就職したとしても法令上やってはいけない業としてのマッサージをさせられている訳です。

鍼灸の「し」の字もさせてもらえないのが現状といえます。

そういう訳ですので、
悲しいかな、
凄まじいまでの腕の差がつくのです。





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