高野の鍼灸Q&A
病的な痛みがあるときの運動は基本的にはやめた方が無難です。
そして痛みが強いときに運動不足になるのはむしろ当然ともいえます。
痛いのですから・・・。
多くの場合痛みは、
長年の疲労が積み重なりそれがピークに達すると痛みに変わったりするようです。
ということは、
疲労をさせることをやめなければ症状の改善につながりにくいということが言えるわけですから、
運動はやめた方が無難なのです。
運動をして痛みが治まるうちはまだいいのかもしれませんが、
痛みの発生を繰り返していくと、
そのうち慢性化が進み、
運動ではどうにもならない時期が訪れます。
そのような時期に達しているとしたならば、
運動は単に疲労させるだけであり痛みは当然のように悪化していくわけです。
従いまして、
運動で痛みが取れようはずもございません。
それに、
痛いときに運動したところで大した運動はできませんので筋力の増強もたいして行われませんし、
仮に悪化した場合は、
痛くて動けなくなりますので、
筋力はますます落ちることすら考えられます。
そう考えた場合、
まずは、
痛みを取ることに集中して、
痛みが取れたところで、
十分に注意しながら筋力トレーニングをした方が良いのです。
急がば回れです。
筋力増強はそれからでも十分に間に合います。
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