高野の鍼灸Q&A
ぜひ鍼灸治療にお越しください。
肩こりで首~背中にかけての筋肉の血行が悪くなるとその場所が冷えます。
そうなるとカゼを引きやすくなるのです。
また、
首のこりは私見ですが「口蓋扁桃」と呼ばれるリンパ組織の循環不良を引き起こすのではないかと考えています。
この扁桃は、
一般的には扁桃腺と呼ばれていますが実際には腺ではなく、
咽頭壁に分布しているリンパ節のことなのです。
この扁桃は口や鼻から体に侵入してくるウイルスなどを最初に叩くところですが、
ここに循環不良が生じているとごく初期のウイルス退治に失敗をして体内へのウイルス侵攻を許してしまうことで全身的な風邪症状に発展し、
体の総力を持ってウイルスを叩くために体がだるくなり四肢が痛くなり発熱するわけです。
ごく初期の感染場所である扁桃は人によっては化膿し激痛になることもあります。
もし、
扁桃に免疫細胞を十分に存在させておくことができれば、
ごく初期の少ない数のウイルスを簡単に迎撃し全身症状への波及を抑制できるのではないかと思うのです。
そういう訳ですから、
常日頃からストレスも多く肩の血液やリンパ液の循環不良が多い人は風邪も引きやいという方が多いのかもしれませんね。
肩こりは風邪の一因に大いに成り得るのではないかと思われますので、
鍼灸治療を行い肩コリを解消させておくことはすごく重要なことであると考えられるのです。
(※これはあくまでも私見です)。
風邪のツボが首~肩にかけてたくさんあるのはこれらの場所の体液循環を盛んにさせることで免疫力を向上させ風邪に対抗できやすくなるということを経験的に知っていたからに他ならないのではないでしょうか。
風邪は万病の元と言いますが、
風邪は肩こりがあることでも引きやすくなりますので、
肩コリこそが万病の元なのかもしれないと私はいつも考えています。
肩こりと風邪の治療は、
鍼灸治療の場合同時に行うことが常であり、
切っても切り離せない関係にあるのです。
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